札幌市手稲区・西区「街」情報
地元の街をご紹介します
札幌市手稲区・西区について
手稲区は、札幌市の北西部に位置し、南東は手稲山の山頂から新川にかけて西区と、西は手稲連山の尾根を境として南区・小樽市と、北東は北区・小樽市・石狩市と、北西はおたるドリームビーチのある小樽市とに面しています。
面積は56.77平方kmで東西に10.9km、南北に9.4km広がり、札幌市の中では10区中6番目の広さを有しています。
地名の由来はアイヌ語の「テイネニタッ (teyne-nitat)」(濡れている・湿地)、もしくは「テイネイ (teyne-i)」(濡れている・所)からとされ、いずれも開拓以前の低湿地の様子を表したものと考えられるようです。
札幌市内でも極めて自然に恵まれた地域であり、特に南西部に位置する手稲山は四季折々の豊かな自然に恵まれ、手稲区のシンボルとなっています。手稲山にある星置の滝や乙女の滝は訪れる人に雄大で美しい姿を見せており、手稲山北尾根ルート(自然歩道)や山頂からは眼下に広がる札幌の街並みや日本海、さらには遠く増毛連山などの素晴らしい眺望を楽しむことができます。
また、手稲山は、春には山菜採り、夏・秋には登山やハイキング、冬にはスキー、スノーボードなど、四季を通じて絶好のスポーツ、レクリエーションの場として、市民から親しまれています。
そのほか、手稲山を源として軽川(がるがわ)、三樽別川(さんたるべつがわ)、中の川、星置川などの河川が市街地を流れており、魚や昆虫、水鳥が数多く生息しています。
手稲区の歴史は明治の初期に北海道の開拓を支える交通の要所として開けた街です。開拓当時、主に小樽港を基点に物資の補給が行われていたので、軽川(現在の手稲本町)やサンタロペツ(現在の富丘)が、小樽港から開拓使本府の置かれた札幌への陸上輸送の中継点となりました。
このように物資の集散地区となった軽川やサンタロペツには人々が集まり始め、集落が形成されるようになりました。明治の中ごろになると手稲山口に山口県から、星置には広島県からそれぞれ入植者があり、農耕地の開墾を始めました。また、不毛の地であった前田や新発寒は、酪農を主とした農場へとその姿を変えていきました。
明治の終わりには、新川の川辺などで土器のかけらが発見され、昭和に入ってからも完全な形の土器が見つかり本格的な発掘調査が行われました。その結果、約4000年前に先住民族が生活していたことがわかり、この遺跡は「手稲遺跡」と名付けられました。
明治の中ごろには手稲山で金鉱脈が発見され、昭和10年代には鉱山が最盛期を迎えました。当時東洋一といわれた選鉱場をもち、にぎわいを見せていた鉱山も、戦後次第に衰退し、昭和46年に閉山しました。
昭和42年、手稲町は札幌市と合併。以後新興住宅地が次々とでき、発展のスピードも急ピッチになりました。昭和47年に札幌市の政令指定都市移行に伴い(旧)西区となり、また、札幌冬季オリンピックが開催され、アルペン競技やボブスレー、リュージュ競技の会場となった手稲山は世界にその名を知られるようになりました。平成元年11月6日、人口の著しい増加に伴ってそれまでの西区から分区し、いまの手稲区が誕生しました。
手稲区は、手稲町時代からの市街地と昭和40年代以降開発された新しい地域で構成されています。平成21年11月6日に手稲区区制20周年を迎え、分区から20年余りで30%以上も人口が増えています。
人口は平成23年8月に14万人を突破し、平成27年1月1日現在140,832人(58,041世帯)となっています。
手稲区の特徴
JR手稲駅は北海道で2番目の乗降客数があり、その周辺は区の中心としてだけではなく、小樽市、石狩市と結ぶ広域交流拠点としての機能が期待されています。
駅南口は、古くから商店街や飲食店街がにぎわいを見せてきましたが、郊外型の大型商業施設にやや押されてきており、新しい視点での活性化が求められている現状です。
駅北口は、区役所、区民センターをはじめ、体育館、図書館、プールといった公共施設や大型商業施設、医療機関などが多く集まっています。
手稲区の気候
手稲区の市街地は気温が下がりにくい沿岸部に位置していますが、手稲山口に設置しているアメダスでは冬季の最低気温は札幌の中心部よりは低く、近年でも-20℃前後まで下がることがあります。
2003年(平成15年)1月15日の札幌気象台の最低気温が-14.8℃の時に手稲山口の最低気温は-20.4℃でした。
また、海岸付近は札幌の中心部より風が強くなっており、風力発電の建設が計画されたこともあったようです。
手稲区の子育て
手稲区は子育て支援制度が充実しています。市の事業としては「手稲区保育・子育て支援センター」が、子育て支援事業を行い、子育てをバックアップしてくれます。
市内では保育園と子育て支援の機能を合わせ持った施設「ちあふる・ていね」、こそだてインフォメーションの「きてみてルーム」をはじめ、地域の方主催、地域団体、幼稚園、児童会館でも子育てサロンが運営されています。
保健センターでは、子育て講座や育児相談などが定期的に開かれています。
お役立ち情報
他エリアの「街」情報
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