八雲町の「街」情報
太平洋と日本海 二つの海をもつまち 八雲町
八雲(やくも)という地名は、八雲地域を開拓した旧尾張藩主・徳川慶勝公が豊かで平和な理想郷建設を願って須佐之男命(すさのおのみこと)が結婚のために新築する家を喜び祝うために歌ったとされる古事記所載の和歌「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣つくる その八重垣を」にちなんで名付けられました。
八雲町は北海道南西部、渡島半島のほぼ中央に位置し、豊富な海産物をはじめ酪農・農業などの1次産業が盛んな町です。また、「北海道木彫り熊発祥の地としても近年、注目を集めています。八雲町が「どんなまち」なのか5つのポイントに分けてご紹介します!なお、八雲町のことが分かる他のページもご覧ください。
八雲町の気候
八雲町の気候は太平洋側(八雲地域)と日本海側(熊石地域)で異なり、太平洋側では年平均気温9.0℃、日本海側では10.0℃となっており、また、年間降水量は太平洋側では1207.5mm、日本海側では1245.5mmとなっており、太平洋側が夏に多く、日本海側では冬に多い傾向が見られます。
八雲町の一次産業
八雲町の1次産業は、水産業・酪農・農業が盛んで、水産業では八雲地域ではホタテや鮭、熊石地域ではアワビやウニをはじめとする海産物の宝庫です。
2020年よりふるさと納税ポータルサイト「さとふる」で納税返礼品として受付開始をした【北海道二海サーモン】の養殖事業やブランド化など地域の活性化にも力を入れています。
農業では、軟白ねぎをはじめ、道南唯一のもち米団地として「風の子もち」を生産しており、多種多様な農産物も八雲町の魅力のひとつです。
そして、八雲町は「近代酪農発祥の地」として、酪農も盛んで、酪農研修牧場やメガファームなどを導入し、道南酪農への新規就農の入り口として、自立した牧場経営の実現を目指しています。
八雲町の文化
北海道の観光のお土産として知られる木彫り熊は、八雲町の旧徳川農場主徳川義親公が大正10(1921)年に、ヨーロッパへ旅行し、スイスで購入した民芸品をもとに八雲の農民に制作を奨励したことから始まり、
スイスの木彫り熊をモデルとした伊藤政雄作の「北海道第1号の木彫り熊」が制作されました。八雲町木彫り熊資料館では、北海道第1号の木彫り熊をはじめ、その後に作られた木彫り熊を多数展示しています。
八雲町の暮らし
八雲町は「ちょうどいい田舎」で、八雲市街地には大型スーパーやホームセンター、家電量販店など車で5分以内の立地で買い物ができ、道南北部地域の中心地域として、総合病院や商業施設などの都市機能がコンパクトに整備された町です。一方で、市街地から数キロ足を伸ばすと、サケの自然産卵や天然記念物のオジロワシやオオワシを間近で観察ができるなど、多様な自然と都市の利便性がほどよく共存するまちです。
2030年度末には、北海道新幹線新八雲(仮称)駅が開業予定で、札幌市や函館市とのアクセスがさらに便利になります。
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